今回は僕の「泣いてしまう曲」を紹介したいと思います。 さだまさし 「フレディもしくは三教街〜ロシア租開にて」 確か中学生の頃。 夏の夜風は心地良く、枕元に置かれたカセットから流れてきたこの曲は「なんて綺麗な曲だろう。外国の空気が伝わる歌だなぁ」と感じさせてくれました。 当時はそこまで歌の意味など知ろうとはしていなかったので、聴くともなしに耳に入る歌詞は 「どこか遠い外国のラブストーリーの歌かな…?」 くらいに思えてました。 ですが、やがてこの曲の内容を知ることになった時には涙が止まりませんでした… これはとても美しく、儚く切ない映画のような曲なのです。 そして最も美しい反戦歌なのです アヘン戦争後の半植民地支配下にあった中国には行政自治権や治外法権をもつ外国人居留地の地域、租界(そかい)と呼ばれる地域があったそうです。 租界には様々な事情で祖国を離れた人々が移住し、それぞれの文化や風習を争