気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 賃金や年金においてさまざまな既得権を持つ中高年世代と異なり、若年世代の雇用・賃金は市場の荒波に直接さられている。1990年代の“就職氷河期”以降、若年層の雇用は常に不安定であり、失業率や非正規社員の比率も大きく上昇した。このため若年層の賃金は一貫して減少しているし、今後も減少し続ける可能性が高い。 そして若者の購買力を奪っているのは、収入の減少だけではない。むしろ若年世代により重くのしかかっているのが将来に対する不安だ。厳しい経済環境のもとで育ってきた彼らは、将来を悲観する傾向が強い。現代の若者の多くは、将来の収入増を期待できず、失業や非正規社員への転落におびえ、老後の年金を信頼できずにいる。 また将来の社会保障負担増の懸念も少なくない。すで
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