「EUREKA ユリイカ」の一場面(C)JWORKS FILM INTIATIVE3月21日に逝去した青山真治監督を追悼し、「EUREKA ユリイカ」デジタル・マスター完全版が、5月13日から上映される。 2001年1月に特殊な現像をした35ミリフィルムで公開された本作は、凄惨なバスジャック事件で生き残り、心に傷を抱えたまま生きる人々の姿を、3時間37分という圧倒的なスケールで描いた「癒しと再生の一大叙事詩」。第53回カンヌ国際映画祭(2000年)で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞し、その後、01年1月にテアトル新宿ほかで公開され高い評価を得た。出演は役所広司、宮崎あおい、宮崎将。 今回の上映は、01年の公開時にロードショーのメイン館を務めたテアトル新宿(東京テアトル)、同作に出資し配給した関係各社、現在設立準備中の青山真治アーカイヴスのメンバーによって追悼の形を検討する中、青山監