東京・銀座の玄関口である有楽町で、JR駅前のマリオンにファッションビルのルミネと阪急メンズ館が相次いで開業する。ルミネは撤退した西武有楽町店の後継テナントで、20代の若い女性から高い支持を受けている。メンズ館は、有楽町阪急を全面改装し、男性特化で再出発を図る。いずれも“脱・百貨”がキーワードだ。区が違うため、銀座から阻害されてきた有楽町の新勢力が、銀座に軒を連ねる老舗・百貨店にリベンジを挑む。大家さんで明暗? 「有楽町には何としてでも出店したかった」。28日に開業するルミネ有楽町店の重森淳一店長は、力を込める。 ルミネは、JR東日本グループの駅ビル型商業施設の運営会社。優良テナントの誘致や改装で駅ビルの暗いイメージを一新し、大手百貨店と肩を並べるまでに急成長を遂げた。 有楽町では、ターゲットの年齢層を旗艦店の新宿店よりも高めの20代後半~30代後半に設定。テナントの半数を「日本初」や「地域