村上龍はかつてすべての小説は「人間が穴に落ちる」「穴からはいあがる/穴の中で死ぬ」という話型でできていると道破したことがある。 FIFTH EDITION: 物語を作れなくする方法 エロゲの世界で考えるとこれはよく分かる。 基本的にはヒロインとの対比で物語が進むわけだけど、主人公とヒロインが結ばれる為にはいくつかの困難を乗り越えなければいけないのが常である。 各ヒロインは心の一歩手前に必ず落とし穴を所持しており、そこからなんとか這い上がれた者が結ばれる事が出来るようになっている。 穴からはいあがる→Good or True End 穴の中で死ぬ→Bad End の二択に過ぎないのだろう。 ヒロインの扱いは、悪役がヒロインを高い塔に 閉じ込めた後に、ヒロインの両手両足をぶった切って レイプして、最後に頭に向かってでっかい斧を 振り下ろす。何回も何回も。 ヒロインが高い塔から逃げ出すか、あるい