私は非常に楽しく読んでいたため非常〜〜に残念でなりません。しかし、少年マンガ的フォーマットを少しはずしているため、どうしても受け入れる人を選んだのだと思います。 このマンガの主人公である道士郎には具体的な目標が設定されていませんでした。例えば、日本で一番偉い人間に仕えるとか、侍トーナメントで優勝する(笑)とか。作中において、「殿の仇討ち」を望んではいましたが、健助がヤクザにやられるというのは作品の印象を悪くしますし、たとえ挿入してもワンエピソードどまりでしょう。 私の知人で「「ONE PIESE」は何が目標なのかわからないからつまらない」と言った人間がいます。作中で「海賊王になる!」と宣言していますが、マンガを読み慣れていない人間にはこれでも抽象的なようです。たとえば海賊王を象徴する剣を探すとか、親の敵である海賊の首領などがいないと、物語を把握しづらいのだと思います。 その点を指摘するなら