明け方前に目が覚めて、妙にまとまった論議をしたあと二度寝して、朝起きたので、眠いし頭痛がする。ちなみに何を誰と論議していたかというと、siroutoさん相手にスクイズの話をしていたわけだが。 某所でやってるアート論について、個人的な所感を。 ある表現がアートである、というのと、ある表現が倫理的視線に曝される、というふたつの事象は矛盾しない。アートは不断に、倫理という社会的審級/暫定的公準によって「倫理的なアート」「非倫理的なアート」と仕分けされ、前者は存在を許されあるいは称揚され、後者は存在を認められず貶められる。美という力が倫理をねじ伏せることもあるが、せいぜい閾値を少し越える程度だろう。 このような状況下で、唯美主義者のレッセフェール的論理は成り立たない。倫理という審級それ自体がそこに存在し、いやおうなくアートに絡んでくること、それがアートより基本的には大きな力を持っているということに