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インドにおける「ゼロの発見」あるいは「ゼロの発明」の話はよく知られています。しかし「ゼロ」を含むインド数字の果たした役割はあまり知られていません。ここでは、インド数字の旅を簡単に紹介いたします。 インド数字のダウンロード (1MB) 私たちが日ごろ目にする数字には、一、二、三などの漢数字、I、II、IIIなどのローマ数字、 1, 2, 3などのアラビア数字があります。 この中で、言語の境界を越えて、現在世界で最も使用されているのはアラビア数字であることは言うまでもありません。実はこのアラビア数字こそが、インド数字の直系の子孫です。インド数字は、8世紀頃アラビアに伝わり、さらにアラビアから10, 11世紀頃、西ヨーロッパに伝わり、現在の姿になりました。 アラビア数字(Arabic numerals)という名称は、当時のヨーロッパ人がつけた名前ですが、それが現在でも使われているわけです。アラビ
文字は、本来、ある時代の特定の言語を表記するために考案された記号のあつまりです。たとえば、漢字は中国語、ブラーフミー文字はプラークリット(古代インドの言語)、アラビア文字はアラビア語というぐあいです。しかしこれらの文字が故地から遠く伝播し異なる言語を表記する場合、さまざまな問題に直面することになります。それぞれの文字文化圏における、ユニークな受容のしかたを見てみましょう。 アラビア系文字文化圏は、イスラーム教の伝播とともに広がった文字文化圏です。「アラビア文字で書かれたアラビア語のコーランのみがコーランである」という考えで明らかなように、イスラーム教とアラビア文字とは密接な関係があります。この文字は、伝播した先の新しい言語の音声を表記するために、基本アラビア文字に特定の符号を加えた文字を追加していきます。たとえば、イランのペルシャ語で4文字、パーキスターンのウルドゥー語でさらに3文字という
インドや東南アジアで文字を書き記すために古くから用いられてきたのが、ヤシの葉です。日本では古くから貝多羅葉(ばいたらよう)略して貝葉(ばいよう)と呼ばれてきました。「ばいたら」はサンスクリット語のpattra(葉・頁)の音写です。 ヤシは世界中で二千種以上あると言われており、土地に応じて様々な種類のヤシが筆記用に用いられています。例えば、タイでは「ラーン」という種類のヤシを筆記に用いるので、貝葉を「バイラーン(ラーンの葉)」といいます。また、インドネシアでは、「ロンタル(学名Borassus flabellifer)」というヤシを用いるので、「ロンタル」といいます。 <作り方> ヤシの葉も、シュロの葉と同様に、扇子のように折り畳まれた状態で若い葉が出てきます。この状態で付け根から切り取った葉を拡げ、数日間陰干しにします。ふたたび折り畳んで重しをかけながら一月ほどおいておきます。その後、付け
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