9.男と女の境界線〜性別認知のメカニズム〜 女装の写真を見せたときの反応は様々ですが、「これは男に見える、これは女に見える」という性別判断を写真ごとに下してゆく方は非常に多いです。 そういう意見を聞いてゆくと、どこをどうすれば男性的に見えるのか、あるいは女性的に見えるのか、といったことがおぼろげながらつかめてきます。 大変興味深いのは、私たちは無意識にヒトを「男」か「女」に分類している、ということです。 どちらの性別にも見えない人、あるいはどちらの性別にも見える人を見たとき、私たちはその人に注意をむけます。 そして、どちらの性別かを判断しようとします。そこで性別の判断が下せない場合、その人を「異質な人」として分類する傾向は、いまだに根強く残っています。 この現象は、有史以来、とりわけ学問の領域において顕著に見られたものでした。 「博物学(分類学)」がその最たるものです。分類学
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