http://d.hatena.ne.jp/nogamin/20061106/1162820540 もともと大塚英志さんの史観へのDisから始まっているということも含めて、一連のエントリは読んでいてちょっと歪んだものを感じてしまいました。「これまで少女マンガ論は男性の論者を主にして本来の読者たちの読み方からは大きくズレたまとめ方をされてきた」みたいな、ちょっと懐かしいフェミニズム論者の香りというか、軽い被害妄想っぽいというか、「研究」をされる際には問題になりそうな思い込みを読み取ってしまうのは、僕の目が何かの影響で曇っているからでしょうか。 例えば、女性の側から、「私の居場所はどこにあるの?」=「生きている限り逃れられそうにない承認欲求とどうやって付き合っていけばいいのか?」という問題意識について思考し続けてきたものとして少女マンガを捉えて、その変遷を一本の流れとしてまとめられた藤本由香里