公安調査庁の立ち入り検査を忌避した疑いが強まったとして、福岡県警は5日、オウム真理教の後継団体「アレフ」から派生した「ひかりの輪」の役員吉田恵子容疑者(65)を団体規制法違反(検査忌避)の疑いで逮捕し、発表した。 公安1課によると、吉田容疑者は昨年1月31日、自らが責任者を務めるひかりの輪の福岡県福津市の福岡福津施設が同法に基づく立ち入り検査を受けた際、パソコンを施設2階の事務室兼居室の布団の中に隠し、検査を避けた疑いがある。公安調査庁が県警に昨年11月、告発していた。この日朝から同市の施設のほか、東京都内の施設を家宅捜索している。 同庁は、ひかりの輪が今もオウム元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の影響下にあるとみており、全国の施設への立ち入り検査を繰り返している。検査をめぐっては、過去にもアレフで逮捕の事例がある。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)