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2007年7月26日のブックマーク (2件)

  • 量子コンピュータに近づく「原子のスクエアダンス」

    米国標準技術局(NIST)は7月25日、量子コンピュータ実現に向けた大きな前進を発表した。 同局は、レーザー光線の格子の中で数千個の原子がペアを作って同時に「スピン」を交換する状態を作り出すことに成功した。スクエアダンスでパートナーと位置を交換するように、原子が繰り返しスピン状態を交換する動きが10ミリ秒続いたという。このスピンの交換を、いつか量子コンピュータの論理演算に利用できるかもしれないと同局は述べている。 この原子のダンスは、原子がペアになって(上向きあるいは下向きの)スピン状態を交換するスワップ演算に欠かせないという。上向きスピンを「1」、下向きスピンを「0」とすると、従来のコンピュータビットは1か0のどちらかの状態しか取れないが、量子ビットは両方の状態を同時に保持することもできる。この状態で、スピン交換は原子のペアの「もつれ」――原子同士が物理的には離れていても、その特性がリン

    量子コンピュータに近づく「原子のスクエアダンス」
  • 三越と伊勢丹は経営統合の次に何を目指すのか

    百貨店業界に、大きなニュースが流れた。現在売上高で業界4位の三越と、5位の伊勢丹の経営統合するというのだ。実現すれば、業界で売上トップの百貨店グループが登場することになる。売上高では三越が伊勢丹を上回っているが、時価総額では三越3000億円、伊勢丹4300億円と伊勢丹の方が高い。これは実質的には伊勢丹による三越買収である。 株式市場は如実に反応しており、報道があった昨日の株価の動きは伊勢丹は前日比変わらず。一方の三越は7.5%の上昇。これは、伊勢丹が三越に対して買収プレミアムを支払うことになるだろうことを市場が先読みした形となっている。 相手が誰であれ、百貨店業界でM&Aが起こることは誰もが予想できた。小売業で見てみると、スーパーはイオンとセブン&アイの2強に集約されており、コンビニでもセブン-イレブン、ローソン、あと1社どこか、という状況になっている。この流れが百貨店でも起きるのは時間の

    三越と伊勢丹は経営統合の次に何を目指すのか