その1、その2に続いて、マンガ「AIの遺電子」で知られる山田胡瓜(やまだきゅうり)先生のインタビューのラストをお届けしよう。 「多様性って結構残酷な言葉だと思っている」 ──「幸せマトリックス」の話を深めると、VRChatなどのVRコミュニケーションツールはその一端を表していそうです。アバター=自分の身体というのは、今までのオンラインゲームでは感じられなかったわけですが、それがVR技術の発達により脳が騙される新しい局面に入ってきています。 山田 別の世界を体験するための情報量、その世界をリアルに感じるための相互作用が昔より増えていると感じます。僕の知り合いの大学の先生で、VRChatにハマっている人がいて、「何やるんですか?」と聞いたら、バーに行って飲みに行くって。 ──そういうことです! 山田 でも、普通に考えるとリアルでは飲んでないわけじゃないですか。「どうやって飲むんですか?」と聞い
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