2021年4月現在、関西地域で爆発的な新型コロナ患者の増加が見られています。 その要因として、N501Yという変異を持つイギリス由来のVOC202012/01変異株(またはB.1.1.7、本稿では簡潔にN501Y変異株とします)の増加が関連していると考えられますが、東京都内でも変異株の増加が見られており、今後の患者数・重症者数の増加が懸念されます。 関西地域では「急激な患者数増加」「重症者の割合の増加」「若年層での重症化」が起こっている大阪府や兵庫県など関西地域では新型コロナ患者数が急増しており、医療体制は危機的状況に至っています。 大阪府における新型コロナ新規感染者数の推移(第45回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議資料より) 第4波は、3週間以上にわたり、第3波を大きく上回る速度・規模で急拡大していることが分かります。 また、重症者も急激に増加し4月16日時点で274人となっており、