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ブックマーク / saebou.hatenablog.com (2)

  • 明日、そのまた明日も、メソッド役者はクズ〜『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - Commentarius Saevus

    『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を見た。 主人公は落ち目のハリウッドアクションスター、リーガン(マイケル・キートン)。かつて『バードマン』というシリーズで一世を風靡したがしばらくの間鳴かず飛ばずで、起死回生の一打としてブロードウェイに進出し、レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』を自分で舞台化・主演して再起をはかろうとする。リハーサルで降板した俳優のかわりとして、共演者であるレスリー(ナオミ・ワッツ)の恋人マイク(エドワード・ノートン)が雇われるが、マイクは才能はあるがとんでもなくイヤな野郎。才能あるクズに脅かされ、初舞台で不安なリーガンは精神がどんどん不安定に… これ、舞台好きにとってはたまらない作品だと思う。基的に劇場を動き回るリーガンや協働者たちの動きをほとんどワンショット(!)で撮っており、このコンセプトがむちゃくちゃ演劇的でまず心惹

    明日、そのまた明日も、メソッド役者はクズ〜『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - Commentarius Saevus
  • 女の子の夢の暗黒面〜『ヴィオレッタ』 - Commentarius Saevus

    イメージフォーラムで『ヴィオレッタ』を見た。 ヒロインは12歳の少女ヴィオレッタ。母親のアンナは野心的でアートな感じの写真家で、娘をモデルに写真を撮り始める。好評を得たアンナの要求はだんだんエスカレートし、とうとう娘のヌードまで撮り始める。最初は従っていたヴィオレッタだが、ロンドンでシド・ヴィシャスと撮影するセッションでとうとう堪忍袋の緒が切れ、母との関係が決定的に壊れていく…という話。 これ、実際に写真家だった母親イリナにヌード写真を撮られていたエヴァ・イオネスコの監督作品ということで、かなりの部分が実体験に基づいているらしい。それだけでもうかなりハードな話…なのだが、それ以上に「女の子の夢」の暗黒面に向き合っている映画だというところがゴスとかガーリーなものに興味ある女としては当にきつい映画だったと思う。 とりあえず、そんなに映画自体の出来はよくない。どうしてここに入ってるのかわからな

    女の子の夢の暗黒面〜『ヴィオレッタ』 - Commentarius Saevus
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