『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』最終回、良かったです。すごく。 何が良かったかというと、最後みんなでめんまの名前を呼ぶところが良かった。 それまではじんたんだけにしか見えなかっためんまを、みんなが見つけて「めんま見ーつけた」って叫ぶシーン。 一般的に幽霊というのは、写真に写り込んだり、動画に映り込んだり、物音だけ聞こえたり、顔が影になってたりして、リアルタイムで目が合わないものだと思うわけです。 人は後になってはじめて、幽霊の存在に気づく。それで背筋がゾッとする。 そういえば東浩紀さんは、デリダを引用して「目庇効果」と呼んでいた気がします。サイバースペース論で。 ところで後半、めんまは筆談でコミュニケーションするようになります。 文字は遅れて解読されるから、声が聞こえたり、目が合ったり、そういうのとはちがう。 声とかまなざしとかいったものは、基本的にリアルタイムで相手に伝わって