米Dropboxが4月8日(現地時間)に元米国務長官のコンドリーザ・ライス氏を取締役に指名したことに対する反対運動「Drop Dropbox」が始まった。 Dropboxは同日、「Dropboxの第2章」として新製品やアプリの新機能などとともに、ライス氏の取締役就任を発表した。 ライス氏はジョージ・ブッシュ政権で大統領補佐官や国務長官を務め、イラク戦争のきっかけとなった「ブッシュ・ドクトリン」考案者の1人としても知られる。また、ブッシュ政権が同時多発テロ後、令状なしで市民や外国人を盗聴したことを擁護した。 Drop Dropboxは「企業がユーザーのほぼすべてのデータにアクセスできるようになれば、倫理は楽しい思考実験の問題ではなくなる。ライス氏を取締役に指名したことは、Dropboxの自由と倫理に取り組む姿勢に対する深刻な懸念を呼んだ」と主張し、懸念を裏付けるようなライス氏に関連する情報を