「プレイステーション 3はまだ“まっかっか”だが、黒字に持って行く」――ソニーの大根田伸行CFOは5月14日に開いた決算会見でこう述べた。 2009年3月期のプレイステーション 3(PS3)売り上げ台数は1006万台(前期は912万台)と目標の1000万台を突破。ソフトは1億370万本(前期は5790万本)と倍増した。 ハードのコストダウンも想定通り進んでいるが、3月末時点ではいまだに「価格に対してコストが10%程度上回る逆ざや状態」(大根田CFO)という。 黒字化の鍵は、「コストダウンと数量アップ、ネットサービス強化」。特にネットサービスについて、「『PlayStation Network』の利用者は世界2300万人いる。ネット経由でのソフト販売も1年で3倍ぐらいに拡大し、パッケージソフト数千万本分ぐらいにはなるのでは」と期待をかける。 「プレイステーション・ポータブル」(PSP)は踊り