かつて日本のゲームは世界を席巻していた。コンテンツ産業代表格、ゲームの今を追う。 1990年代から2000年代初頭にかけて、日本のゲームメーカーは綺羅星のごとく世界を席巻していた。 しかし13年、世界でもっとも売れたゲームソフトは米ロックスター・ゲームス社製の『グランド・セフト・オート(GTA)V』だ。9月17日の発売日から6週間の出荷本数は、プレイステーション3(PS3)版とXbox 360版を合わせてなんと2900万本。14年3月までの販売本数は3300万本に達している(いずれも発売元発表)。驚異的な数字である。対して13年度の国内販売数ベスト1である『ポケットモンスター X・Y』(任天堂)の世界での販売本数は1200万本近く、(14年4月の海外向けリリースによる)。『GTA V』の3分の1強に留まっている。 Xbox版とPS3版を合わせると、「Grand Theft Auto V」は
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