6月25日配信の有料メルマガのメインコンテンツは、東電OL事件の取材報道で人権団体から袋叩きにあった話(3)と完全オフレコの「知られざる閉鎖的巨大イベント『IVS 2012 Spring』レポート(2)」。マスジャーナリズムが陥りがちな「面白いから極端に描く」という罠と、記者にとっての犯罪報道のもうひとつの目的について詳しく解説しています。 以下は本文の抜粋から 社会部ならびにその上部組織である東京編集局が最終的に下した判断はこうだったーーとりあえず「人権に配慮」した新しい記事を書き、これこそが毎日の人権ジャーナリズムだということを伝えよう、と。 そこで私の後輩だった社会部の女性記者に白羽の矢が立てられた。そこに何らかのジェンダー的判断があったようにも思われるが、その決定プロセスを私は知らないので、何とも言えない。ただペルーから帰国後、くだんの女性記者からこう聞かされたのを覚えている。 「