著者:イタロ・カルヴィーノ翻訳:須賀 敦子出版社:みすず書房装丁:単行本(329ページ)発売日:1997-11-00 ISBN-10:4622046202 ISBN-13:978-4622046202 内容紹介: 卓越した文学案内人カルヴィーノによる最高の世界文学ガイド。ホメロス、スタンダール、ディケンズ、トルストイ、ヘミングウェイ、ボルヘス等の古典的名作を斬新な切り口で紹介。 いま、読み返しているところですいい作家はたいてい本を読むのがうまい。なぜなら、作家は本を作るのが本職で、だから、目の前の本のどこが本物の入り口か、どこが手抜き工事で、どこが天才の仕事なのか、経験上わかるからである。では、本を読むのが下手な作家、つまり頓珍漢な読み方をする作家とはどういう存在だろう。考えられるのは、 ①いい作家ではないから。 ――他人の作品の善し悪しがわからないのだから、当然のことながら自分の作品を善
![『なぜ古典を読むのか』(みすず書房) - 著者:イタロ・カルヴィーノ 翻訳:須賀 敦子 - 高橋 源一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5828e2fd036fce80ebad531a503cb7b2d073aec6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fallreviews.jp%2Fapi%2Fimage%2Fcontain%2F1200x630%2Fhttps%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41K24FJ9W0L.jpg)