韓国の旅客船沈没事故で、安否不明者の家族が集まる珍島の体育館で「家族代表」として活動していた男性が、家族とは無関係だったことが22日、分かった。韓国各紙によると、男性は韓国野党、新政治民主連合から6月の統一地方選に出馬予定だったソン・ジョングン氏(52)。売名に利用されたと受け止めた家族たちからは、怒りの声が上がっている。 ソン氏は、事故で多くの生徒が巻き込まれた高校がある京畿道安山市の選挙区の立候補予定者。対策室の職員に「安山市で児童地域センターを運営している牧師だ」と名乗って、家族代表を買って出たという。 朴槿恵大統領が見舞いのため珍島を訪れた17日には、司会として一緒に壇上に上がり、マイクを握っていた。だが、インターネット上で「家族と無関係の者が、なぜ家族の代表をしているのか」と疑問の声が上がったことで、家族たちは、ソン氏の立場に気付いたとみられる。ネット上では「事故を政治利用し