ネットの普及による情報量の爆発的増加、メディア接触状況や情報収集方法の多様化などにより、マス広告だけでブランディング、売り上げ拡大を達成することはますます困難になっている。その中、広告・宣伝、マーケティング担当者の間では、PRに対する注目度が高まっている。そこで、ネットPRを中核事業とするニューズ・ツー・ユー取締役で、「マーケティングとPRの実践ネット戦略」(デビッド・マーマン・スコット著、日経BP社発行)の翻訳者を務めた平田大治氏に、マーケティング、PRを取り巻く環境の変化を聞いた。 「マーケティングとPRの実践ネット戦略」では、マーケティングとPRには古いルール、新しいルールがあるとしている。その違いは。 古いルールとは、メディアが専業しかない時代のこと。プレスリリースを書いて、メディアにどう情報提供すれば、一般の人に伝わるかを考えていた。インダイレクトなコミュニケーションを念頭に置い