NTTドコモは22日から、携帯電話利用者の位置情報をコンテンツ会社に提供し、位置に合わせた情報配信サービスを可能にする「オープンiエリア」の対応地域を世界138の国・地域に拡大する。ドコモは3月に、国内でコンテンツ会社が位置情報を使い情報配信できるシステムの提供を開始。位置情報サービスという携帯ならではの利便性を武器にインフラを他社に開放し、データ通信サービスや、システム利用収入の拡大を図る方針だ。 オープンiエリアでは、利用者の合意の上、海外の基地局から利用者の位置情報を取得し、位置に合わせたエリア情報の配信サービスが展開できる。 ドコモは昨年2月から、ドコモ自身が位置情報に連動して情報を提供するポータル(玄関)サイト「iエリア」を66カ国・地域で始めている。今回は、同じ仕組みを外部企業に開放し、ドコモのネット接続サービス「iモード」が利用できるすべての国・地域で、エリア情報サイトを