芥川賞の授賞式で話題となった西村賢太さん。 おなじ芥川賞受賞の朝吹真理子さんとの対比で美女と野獣などと報道されてました。 西村賢太さんの芥川賞受賞作品となった「苦役列車」は、ほとんど西村賢太さんの半生を投影したような話です。 いや苦役列車だけではなく全ての作品がそうでしょう。 苦役列車は性犯罪で服役した父を恥じて中学卒業後に家を出て日雇いで港湾人足の労働をやりながら自堕落な生活を送る主人公・貫多の話です。 この貫多の劣等感やひねくれから自虐的で暴力的な言動を繰り返してしまう所がある種の面白さと笑いとなる 独特な作風です。 西村健太さん自身も父親が強盗強姦事件を起こして逮捕され、そのために両親が離婚し姉とともに母子家庭で育ってます。 中学卒業後は進学せずに、港湾荷役や酒屋の小憎などの肉体労働をして生計を立て、西村さん自身も暴行傷害事件で二度逮捕歴があったりします。 そして西村健太さん23歳の