今回の台風15号の静岡県内の豪雨災害を見ていて、これを強く感じた。 静岡県全域や愛知県の三河地方は昔から雨の多い場所であり、例えば2000年9月の東海豪雨などで新幹線はよく止まる。 近年の異常気象による台風上陸や豪雨災害によって、東海地方のインフラの脆弱性が露呈してきている。 そこで東海道新幹線のバイパスとして注目されている北陸新幹線である。 新大阪から東京まで、北陸や上越、上野地方を経由して東京に至る新幹線であり、これは東海道ルートのバイパスとしても機能する。 現在の北陸新幹線は東京~金沢間が先行開業しており、現在は2024年3月に敦賀延伸のために工事を行っている。 新大阪~京都~敦賀間の工事着工は未定であり、全線開通はおそらく2040年代になるだろう。 しかし近年の異常気象から、北陸新幹線の重要性は日増しに高まっているのではないか。 JR東海と静岡県の長年の遺恨対立の犠牲になっているリ