レバノン共和国の中央銀行、レバノン銀行(The Bank of Lebanon)がこの地域で初めてビットコインに関する警告を発した。 電子通貨を使うことによる危険と損失を回避するために、レバノン中央銀行は電子通貨の購入、所有、使用に対して警告を発したという。 レバノン中央銀行の指摘したリスク ・規制のないネットワークを通じた取引には保証がなく、取引で生じた損失もカバーされない可能性がある。 ・電子通貨を使った取引に不正や間違いがあっても取引を撤回できない。 ・電子通貨の元来の投機的な性質と中央銀行の後ろ盾がないという事実がボラティリティを一層高めている。 ・電子通貨はマネーロンダリングやテロを含む犯罪に使われる可能性がある。 在外レバノン人の投資家、商人の送金が国の財政を支えているといわれるほどであったため、同国の送金額は同国の名目GDPの約1/5を占めていた。