DeNAの「WELQ」騒動は、2016年を印象づけるネガティブな事件となった。今回逆手に取られた、「神」同然ともいえるGoogleの検索システムが、想像以上に未熟だったことも失望を誘う。こうした、DeNAの「WELQ」騒動にも、勝者と敗者は存在する。まとめの意味を込めて、整理しよう。 DeNAの「WELQ」騒動は、2016年を印象づけるネガティブな事件となった。 「死にたい」というワードのGoogle検索で「WELQ」記事がトップ表示されることに疑義を唱える、10月末の報道を受けて発展したこの騒動。約1カ月の時間をかけて、DeNAが運営するキュレーションメディアプラットフォーム「DeNAパレット」の10媒体すべてが非公開化される事態にまで至った。その10媒体には、同社のドル箱メディア「MERY」も含まれる。 さらに、DeNAは12月7日、謝罪会見を実施。3時間にもおよぶ質疑応答が行われ、同