現代において消費とは自己実現の手段である。 例えば非必須分野(外食、余暇、趣味等)における消費行動は生活者の価値観に大きく依存し、ライフスタイルの重要な構成要素となっている。これらを研究し、生活者の消費パター ンを明らかにすることは情報社会における個人向け情報ソリューションを考える上で重要と考える。同時に価格競争を脱し、消費者への真のニーズを理解したいと願う小売・サービス業者へのソリューション提供にも役立つと考える。 生活者の価値観にあった情報との接し方、生活者の消費行動に見られる傾向、すなわち「こだわり」を探し出し、検証するために、日立ヒューマンインタラクションラボ(※以下HHILと略)を設立した。 HHILは、コンピューターサイエンス、メカトロニクス、エレクトロニクスのセンスを持つ技術者、インダストリアルデザイン、グラフィックデザインなどのロジックを持つデザイナー、市場や