印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます IBMは2月、ネバダ州ラスベガスで開催した「InterConnect 2016」でブロックチェーンに関する複数の取り組みを発表した。主な内容は、日本取引所(JPX)とブロックチェーンの実証実験の実施、世界4都市にブロックチェーンを利用したアプリケーションの設計と開発を支援する拠点を開設するといった取り組みだ。 開発者支援として、ブロックチェーン技術の発展を目指す取り組みであるLinux Foundationのオープンソースプロジェクト「Hyperledger」に4万4000行のコードを寄贈すること、同社のPaaS「Bluemix」上で、新たにブロックチェーンのサンドボックスを提供することなども発表している。 ブロックチェーンは、分散型の
米IBMは現地時間2016年4月18日、同年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。クラウドサービスなど戦略的に重視する事業は好調だったものの、システム事業の落ち込みなどが響き、16四半期連続の減収となった。 第1四半期の売上高は186億8400万ドルで、前年同期と比べ4.6%減少した。為替の影響を除いた場合は約2%減となる。 純利益は20億1400万ドルで前年同期と比べ13.4%減少、1株当たり利益は2.09ドルで同11.4%低下した。特別項目を除いた継続事業ベースの純利益は同21.4%減の22億7000万ドル、1株当たり利益は同19.2%減の2.35ドルとなる。 米Forbesの情報によると、アナリストらの予測は売上高が182億8000万ドル、特別項目を除いた1株当たり利益が2.09ドルだった。 事業別の売上高は、コンサルティングやビジネスプロセスアウトソーシング、アプリケーション管理
米IBMは2014年10月27日(米国時間)、インメモリーのカラム型データウエアハウス(DWH)をクラウドサービスとして提供する「dashDB」など、3種のクラウド関連サービスを公開した。IBMは、同社の可視化ソフトや統計解析ソフトをクラウド化した「Watson Analytics」をはじめ、自社が持つソフトウエア製品群のクラウド化を加速させている。 今回新たに公開したのはdashDBのほか、データの品質を高め、使いやすい形に変換する「DataWorks」、DBaaS(データベース・アズ・ア・サービス)であるCloudantをオンプレミスでも使えるようにする「Cloudant Local」である。dashDBとDataWorks、Cloudantはいずれも同社のアプリケーション開発プラットフォーム「Bluemix」上で利用できる。Cloudant LocalはCloudant.comで入手
ルブラン氏によれば、多くのユーザーがクラウドに期待しているのは、コストダウンや効率化だけなく、データを分析し、新しいビジネスを生み出す原動力にすることであるという。さらに、「生み出される新しいビジネスはスピードが重要。新しいサービスやシステムの開発に18か月もかけていてはダメだ。そのため、データ分析はリアルタイムで行われなければならない」(ルブラン氏)と述べ、IBMが提供するクラウドサービスは、こうした声に応えるためのものだとした。 そのためにIBMは、IaaS(Infrastructure as a Service)サービスの「SoftLayer」の買収や、オープンソースのPaaSソフトウェア「Cloud Foundry」へのコミットメントを実施。PaaSではCloud Foundryをベースに「BlueMix」(コードネーム。現在はベータ版を提供中)を開発し、ミドルウェアやフレームワー
なお、「SoftLayer」のリセラーであるエフ・アイ・ティー・パシフィック社が、同ソリューションを組み込んだコードネームと同名の「Loogle」という製品を提供しており、本検証はこの製品がクラウド上で十分に利用できるかを確かめるために実施しました。 ログ解析ソリューション「Loogle」を開発した経緯 SoftLayer上での検証について説明する前に、まずは、Loogleという製品を簡単に紹介します。私は、理化学研究所の情報基盤センターに所属し、所内のネットワークの設計や運用、管理を15年ほど担当していました。運用は外部に委託していましたが、突然発生する障害に内部で対応しなければならないことも度々ありました。 障害が発生すると、障害の原因解明や問題解決の手掛かりを得るために、機器のログを解析するわけですが、大量のログをさまざまな視点で見ていくのは労力と時間が掛かり、たいへん苦痛でした。そ
基幹システム向けの運用サービスが付いた「マネージドクラウドサービス」が自社のデータセンターで実現できる ── ビジネスの成長エンジンとしてクラウドへの期待が高まる中、自社サイトからデータを出したくない顧客のニーズにこたえるため、IBMはクラウドサービスを顧客のデータセンターに持ち込むサービスを開始した。 日本アイ・ビー・エムは4月9日、運用サービスとともに提供される同社のクラウドサービス「IBM Cloud Managed Services」に、顧客のデータセンターなどにIBMの資産を持ち込む新しい利用モデル「リモートPoD」を追加し、クラウド活用の選択肢を拡充した。 Cloud Managed Servicesは、これまで「SmarterCloud Enterprise+」と呼ばれてきたマネージドクラウドサービス。IBMが企業の基幹系アプリケーションの稼働を支えるセキュアで可用性の高いシ
米IBMが毎年開催しているイベント「Pulse」は、もともとTivoli製品群とその分野に焦点を当てたものでした。しかし、今年の2月23日から3日間ラスベガスで開催された「IBM Pulse 2014」ではイベントのテーマをクラウドへと大きく振っています。 同社は昨年6月にSoftLayerの買収を発表、グローバルでデータセンター拡充に12億ドルの投資を行うなどクラウド市場での巻き返しに出ています。「IBM Pulse 2014」はその同社にとって、実質的に初めてクラウドをテーマにした大型イベントとなりました。 クラウド上のPaaSでビジネスを迅速に組み立てる このイベントのジェネラルセッションやキーノートの壇上でIBMのエグゼクティブたちが繰り返したのが「Composable」(組み立て可能)という単語です。「Composable Service」「Composable Business
IBMの新クラウド戦略について、前々回 (クラウドを核に再編)、前回(SoftLayerで進撃か)と2回にわたって述べた。 今回はその続編。今回で7年目を迎える年次カンファレンスPulse 2014(2/23~26)が“The Premier Cloud Conference”と銘打って始まった。期間中幾つか今後の同社のクラウド戦略を担う重要なアナウンスがあったのでフォローしよう。 <発表1> =Cloudant買収= IBMはボストンのDBaaS(Data Base as a Service)のCloudantを買収した。 IBMはCloudantの持つ技術を利用して、急増するBig Data and AnalyticsやCloud Computing、さらにはMobileの領域でユーザ企業のクラウド構築支援を目指す。CloudantはNoSQLドキュメント指向のApache Couch
前回、IBMの事業再編とクラウドシフトについて述べた。 今回はその核となるSoftLayerとは何かについて、考察しようと思う。 これまでに解ったことは、① SmartCloudサービスのIaaSにあたるSmartCloud Enterprise(SCE)は既にSoftLayerに移行が済んだということだ。これは1月末までに完了した。さらに上位のSCE+はSmartCloudのブランド下にあったが、これは別物で継続する。そして、更なるSoftLayerの普及に向け、 IaaSのSCEだけでなく、② SmartCloud Application Services(PaaS)やSmartCloud Solutions (SaaS)もSoftLayerに移行する。これらとは別に、③ WatsonのクラウドサービスもSoftLayer上での展開が予定されている。つまり、これからはSoftLayer
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く