累進課税という言葉を初めて耳にしたのは、 はて、小学校の高学年であったか。中学のときであったか。 ともかく、社会科の授業時間でした。公平な税金はどうゆうものだと思うか、 教師が訊ねた。みんな同じ金額を納めることだと思う人。挙手する生徒はちらほらだ。 たとえば1000万円の収入がある人はその10%の100万円、100万円の人は10%の 10万円という具合に納めることだと思う人。ほとんどの生徒が挙手した。 僕も、手を挙げた。そこで、おもむろに、教師が説いた。累進課税。 ほおうと教室中がざわめいた。僕も、驚嘆した。叡智という言葉は知らなかった けれども、叡智という言葉で表わされる種類の感動を抱いたことを、 長じた今に至るも、有々と覚えています。 誰の発明によるものだろうか、浅学にして知らない。しかし、 累進課税こそは天晴れ、修正資本主義の精華、実に大した智恵であると、 僕は、修正資本主義より一歩
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