『エンゼル・ハート』あらすじ 謎の人物からの依頼により、失踪した人気歌手の行方を追うブルックリンの私立探偵。だが、彼の行く先々では奇怪な殺人が続発、彼は、思いがけない真実にたどり着く…。 Index アラン・パーカー監督がめざしたふたつのジャンルの融合 ジャック・ニコルソンからミッキー・ロークへ パーカー映画の原動力、音楽 成人指定をまぬがれ、後にカルトムービーへ アラン・パーカー監督がめざしたふたつのジャンルの融合 アラン・パーカー監督のスタートはコマーシャルの台本書きだった。映画で最初に手掛けた脚本は『小さな恋のメロディ』(71)。そんな経歴ゆえ、「書くこと」にこだわりがあるようだ。すべての監督作のシナリオを自身で手がけているわけではないが、『エンゼル・ハート』(87)は自分で脚本まで手掛けた。ウィリアム・ヒョーツバーグの原作(「堕ちる天使」日本版は早川文庫刊)が78年に出た時から、こ