その人工物を利用する人々の視点にたって、どのようなあり方が適切で望ましいかを考えることは、デザインの基本である。これまでは主に製品やサービスを対象にしてデザイン活動が行われてきたが、社会システムについても同じようなマインドセットで取り組むべきである。 黒須教授 2018年10月9日 製品・サービスのデサインから、社会システムのデザインへ デザインの視点は、それが新規なデザインであろうと、既存のもののリデザインであろうと、人間がデザインしている人工物すべてに向けられるべきだ。その人工物を利用する人々の視点にたって、どのようなあり方が適切であり、望ましいかを考えることは、デザインの基本である。利用者視点という方向から、これまでは主に製品やサービスを対象にしてデザイン活動が行われてきたが、社会システムについても同じようなマインドセットで取り組むべきである。 ここで社会システムというのは、社会的な