ADHDや自閉症が日常的な行動を忘れず、家族の負担を減らせるよう、日々のルーティンをアプリでリマインドするアプリTiimoが、社会に貢献するスタートアップとして表彰を受けた。累計1万5000ダウンロードを超え、今後の国際展開が期待されている。 日常のやるべき事を視覚的に分かりやすいデザインとゲーム化によって習慣化させるアプリADHD(注意欠陥多動性障害)を抱える患者は世界中に約2億人、自閉症は760万人を数え、その数は増加している。歯を磨く、朝食を食べる、薬を飲むといった日常的な行為は、健常者には簡単でも、ADHDや自閉症患者には記憶し、行為を完了させるのが難しい。注意欠陥や多動性、不安といった症状は、患者本人の教育にも、それを支える家族の生活にも大きな影響を与えてきた。 Tiimoはデジタルツールによって、ADHDや自閉症患者が自律的に生活を送れるよう支援するのを試みている。視覚的にわか