高齢ドライバーの事故が相次ぐ中、東京都内では6月に運転免許証を返納した人が6700人余りに上り、1か月当たりとしては過去最多になりました。 警視庁によりますと、東京都内では、事故のあと運転免許証を返納する人が増加していて、これまでは1か月当たりおよそ3800人で推移していましたが、翌月の5月は5759人と過去最多となりました。 さらに先月、6月も6786人と2か月連続で過去最多を更新しました。 池袋の事故をめぐっては、亡くなった親子の遺族が「少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択肢を考えてほしい。家族の中に運転に不安のある人がいるなら、いま一度家族内で考えてほしい」と訴えています。 運転免許証の返納は、最寄りの警察署などで受け付けていて、代わりに本人確認の証明書として使える「運転経歴証明書」を受け取ることができます。