<証拠改ざん>村木元局長に謝罪 前田被告、供述調書の中で 毎日新聞 3月14日(月)23時7分配信 郵便不正事件の証拠品だったフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、証拠隠滅罪に問われた大阪地検特捜部の元主任検事、前田恒彦被告(43)の初公判は14日午後も大阪地裁(中川博之裁判長)で続いた。検察側が朗読した前田元検事の供述調書の中で、無罪が確定した厚生労働省元局長、村木厚子さん(55)に対し「申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪していたことが分かった。 郵便不正事件で特捜部は、厚労省の証明書を勝手に作った元係長、上村(かみむら)勉被告(41)のFDを押収したが、中のデータは村木さんが証明書作成に関与したとする検察の構図と合わず、前田元検事はFDが裁判の証拠になるのを避けようとした。 供述調書では「『事件のことは早く忘れたい』と言っていた上村元係長にFDを返却すれば、見ないだろう