バスドライバーによる不適切対応で児童が猛暑の中徒歩帰宅。接客教育の不足と決済システムの問題が浮き彫りに。ドライバーの心理的負担軽減と改善策が急務だ。 遠州鉄道(静岡県浜松市)は8月2日、路線バスドライバーによる不適切な接客を受け、公式サイトに謝罪文を掲載した。 同社によると、7月22日、浜松市内を走行中の路線バスで、小学生低学年の男子児童が下車しようとしたところ、ICカードの残高が足りなかった。そして、運転手の40代男性にあごを触られ 「こっちを向いて」 「こういう時はどうするの」 と強い口調でいわれ、威圧的な態度で謝罪と親への報告を求められたという。児童は別のバスに乗り換えて帰宅するはずだったが、最高気温37.7度の猛暑のなかを約2時間歩いて帰宅した。これがことのいきさつである。 遠州鉄道は児童の家族に謝罪し、当分の間、ドライバーを乗務から外した。この問題は各メディアで報道された。 路線