著作権問題が不気味に迫りつつあるなか、動画共有サイトでは音楽ビデオや映画の予告編などのコンテンツをふるいにかける方法を模索している。 この1年、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)や動画共有サイトの人気が、この技術分野を活気づかせている。前者の代表格であるMySpaceは登録ユーザー数が5000万人を超え、後者のYouTubeでは毎日1億本以上の映像コンテンツが掲載されている。 現在、大手エンターテインメント業界は、こうしたサイトに著作権で保護されたコンテンツを削除するよう要求を強めつつある。しかし、オーディオファイルでは著作権を有する作品を排除する方法が開発されてきてはいても、動画となると効果的なフィルタリング方法の開発はほとんど前進していないというのが、頭の痛い現実だ。 「まだ誰も解決できていないのだ」と、匿名を条件に語ったのはフィルタリング企業と交渉中だという、あるネットワーキ
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