被災地で保護したペットの映像を示すLCAのハーミソンさん。映像の一部はLCAのサイトにも流している=堀山明子撮影 【ロサンゼルス堀山明子】東京電力福島第1原発事故の警戒区域に取り残されたペットの救出活動に対し、米国内の動物愛護団体の間でも関心が高まっている。一部の団体は被災地で救出作戦に直接参加。インターネットを通じて日本政府に動物保護を求める署名運動も始まった。いずれも05年のハリケーン・カトリーナが米国を襲った際、ペット同伴の避難を認めずに問題化した経験を生かしてほしいと呼びかけている。 ロサンゼルスの動物愛護団体「ラストチャンス・フォー・アニマルズ(LCA)」のスタッフ、チャールズ・ハーミソンさん(32)は3~4月の2回、福島県富岡町など警戒区域を含む被災地で計128匹の犬や猫などを保護し、被災地の動物を一時預かるボランティアに届けた。 ハーミソンさんは被災地で、ペット同伴禁止の避難