中国脅威と相互運用重視=米、予算削減で日本期待も−F35共同開発 中国脅威と相互運用重視=米、予算削減で日本期待も−F35共同開発 【ワシントン時事】日本の次期主力戦闘機(FX)の選考で、米国防総省がFXの最有力候補となっている第5世代戦闘機F35の開発を担う米ロッキード・マーチン社と日本の防衛産業との接触を解禁し、F35の国際共同開発への日本参加の可否を調査する具体的な動きが見え始めた。背景には、中国の軍事力台頭への警戒とともに、日米の主力戦闘機を統一し、相互運用性を高めたい同省の思惑も浮かぶ。 F35の性能や運用に関する情報には高度な軍事機密が含まれており、同省は日本政府への情報開示だけでなく、ロッキード社が共同開発の可能性について、日本の防衛産業と意見交換することも厳しく制限していた。 しかし、年内の機種決定と2012年度予算案への調達経費計上を目指す日本政府の選考時間に限りがあ
細胞生死の制御技術を開発=がん治療などに応用期待−京大 細胞生死の制御技術を開発=がん治療などに応用期待−京大 特定のたんぱく質をリボ核酸(RNA)に結合させることで、細胞の生死を制御する技術を京都大の井上丹教授らの研究グループが開発し、18日付の英オンライン版科学雑誌「Nature Communications」に掲載した。特定細胞のみを死滅させることができる点を利用し、副作用のないがん治療などへの応用が期待される。 グループは、RNAに遺伝子の発現を抑制する「RNA干渉」という働きがあることに着目。ある特定たんぱく質をRNAに結合させると、干渉が抑えられることを突き止め、別のたんぱく質の合成を活性化させる「オンスイッチ」という技術を開発した。 また、同じ特定たんぱく質が、細胞内のたんぱく質合成小器官リボソームの機能を阻害することを解明。この特定たんぱく質を細胞に加えることで、別のた
最新の漁業監視船が尖閣海域へ=ヘリ搭載で偵察強化−中国 最新の漁業監視船が尖閣海域へ=ヘリ搭載で偵察強化−中国 【北京時事】中国新聞社電などによると、中国の最新漁業監視船「中国漁政310」が16日、東シナ海の尖閣諸島海域に向け広東省広州を出航した。同国初のヘリコプター搭載の監視船で、海上での捜索・救助や偵察活動で機動性が大幅にアップするという。 中国は、尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件を受け、自国漁船の保護を目的に同諸島周辺での監視活動を常態化する方針を表明。最新の監視船投入で、海洋権益保護に対する強い姿勢を示す狙いとみられる。 国営新華社通信(電子版)によれば、監視船は2580トンで、最高速度22ノット。農業省の李建華漁業局長は、「海洋権益を守る任務は今後、一層重くなる。さらに多くの先進的な監視船建造を計画している」と語った。 漁政310は東シナ海での任務終了
尖閣問題に口挟むな=中国外相がクリントン長官をけん制−米は3国会合を提案 尖閣問題に口挟むな=中国外相がクリントン長官をけん制−米は3国会合を提案 【ハノイ、北京時事】中国の楊潔◆(竹カンムリに褫のつくり)外相は30日、ハノイで行ったクリントン米国務長官との会談で、尖閣諸島問題について「高度に敏感な問題では言動を慎み、中国の主権と領土保全を尊重し、いかなる誤った言論も発表すべきではない」と米側を強くけん制した。中国国営新華社通信が伝えた。 AFP通信によると、クリントン長官は同日夜、中国・海南島に立ち寄り、外交を統括する戴秉国国務委員(副首相級)とも会談した。 同長官は外相会談後にハノイで記者会見し、尖閣諸島は米国の対日防衛義務を定めた日米安保条約の適用対象であると改めて指摘。「日中間のいかなる意見の相違も平和的に解決するよう促してきた。日中の平和で安定した関係はわれわれすべての利益だ
日米外相会見要旨 日米外相会見要旨 【ホノルル時事】27日に行われた日米外相共同記者会見の要旨は次の通り。 〔レアアース問題〕 クリントン長官 (中国の輸出手続き停滞は)一つの警鐘だった。全世界がもっと供給源を追求すべきだと思う。 前原外相 日米で緊密に連携協力しながら、多角的な資源外交を行っていくよう努力したい。 〔日米安保〕 外相 (米国の)対日防衛やわが国の周辺の地域における事態について、より円滑な日米協力を実現するため、協議を深めていきたい。 長官 改めてはっきり言う。(尖閣諸島は)日米安保条約第5条の適用対象だ。 外相 勇気づけられた。今後とも日米協力を行い、日本の安全保障のみならず、地域の安定のために努力していく。 〔思いやり予算〕 長官 日米同盟に対する重要な貢献だ。その在り方について非常に前向きな形で対話中だ。 〔普天間問題〕 長官 普天間移設など米軍
「日本を全面支持」=尖閣周辺、抑止力維持を強調−米国防次官補 「日本を全面支持」=尖閣周辺、抑止力維持を強調−米国防次官補 来日中のグレグソン米国防次官補(アジア・太平洋担当)は28日午後、都内の米国大使館で記者団と懇談し、尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件について、「日本の立場、行動を全面的に支持する」と表明した。その上で、「中国の海洋活動の活発化は懸念材料だ。この地域で米軍の能力を堅持する」と述べ、抑止力維持に全力を挙げる考えを強調した。 これに先立ち、同次官補は首相官邸で仙谷由人官房長官、防衛省で北沢俊美防衛相と個別に会談。漁船衝突事件をめぐり、日本支持の方針を伝えたとみられる。 23日の日米外相会談でクリントン国務長官は、尖閣諸島が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象だとの見解を表明したが、同次官補はその根拠について「尖閣諸島は1972年の
「ベトナムは後悔するだろう」=対米接近に警告−中国軍高官 「ベトナムは後悔するだろう」=対米接近に警告−中国軍高官 【香港時事】13日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどによると、中国軍少将で元国防大学戦略研究所長の楊毅氏はこのほど、香港のテレビ番組で、米国とベトナムが海軍の合同訓練を実施するなど接近していることについて、「ベトナムは将来、後悔することになるだろう」と警告した。 楊少将は、ベトナムが米中を競わせることで利益を得ようとする「危険なゲーム」をしていると指摘。米国はベトナムを一時的に利用しているだけであり、ベトナムは最終的には米国に見放されるとの見方を示した。(2010/08/13-16:36)
中韓攻勢に苦慮=「普天間」影落とす−鳩山外交 中韓攻勢に苦慮=「普天間」影落とす−鳩山外交 アジア外交重視を掲げる鳩山政権が、中国・韓国からの「圧力」に苦慮している。中国海軍は日本周辺海域の訓練を実施して存在感を誇示。韓国は日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)の実効支配を強めている。日本外交の基軸である日米関係が米軍普天間飛行場移設問題の影響で揺らぎ、「中韓から足元を見られている」(外務省筋)側面があるようだ。 中国海軍の10隻の艦隊は4月、沖縄本島と宮古島の間を南下、日本最南端の沖ノ鳥島の西方海域まで進出する訓練を行った。この間、8日と21日に海上自衛隊の艦船に中国のヘリが異常接近する行為が発生、日本側関係者を慌てさせた。 最初の接近飛行に日本側が抗議したのは4日後。12日の日中首脳会談でも鳩山由紀夫首相はこの問題を提起しなかった。2回目の近接飛行の際に政府は即日抗議したが、中
「トヨタたたき」にブレーキ=オバマ政権、影響拡大を懸念−米紙 「トヨタたたき」にブレーキ=オバマ政権、影響拡大を懸念−米紙 【ニューヨーク時事】19日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題をめぐり、オバマ政権が「当初の熱心なトヨタたたきにブレーキをかけようと懸命になっている」との論評記事を掲載した。 記事を執筆したストラッセル編集委員は理由として、民主党の地盤である米中西部でトヨタ系販売店の業績が悪化していることや、トヨタ車だけでなく米国車の安全性にも目が向き始めたこと、トヨタが米国で人員削減に踏み切ることへの懸念などを挙げた。(2010/02/20-06:20)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く