取引記録はブロックチェーン上に保存され、映画の公開後、投資者へ自動的に利益が還元される仕組み。製作チームは「契約はすべてペーパーレスで猥雑な事務作業が必要ない。(外部からの改ざんが難しいため)資金の透明性も確保できる」と強調する。 「時代遅れのビジネスモデルに風穴を」 Mad Heidiの企画が持ち上がったのは3年前の2017年。エクスプロイテーション映画の長年のファンだったスイス人監督ヨハネス・ハルトマン外部リンクさんが、世界ブランド「ハイジ」を素材にした映画を作りたいと、仲間のフィンランド人プロデューサー、テロ・カウコマ外部リンクさん、スイス人プロデューサーのヴァレンティン・グロイテルト外部リンクさんに声をかけ、企画がスタートした。現在、この3人を含む5人でプロジェクトを進める。 映画製作に20年関わるグロイテルトさんは、資金繰りや公開までのプロセスなど、既存のビジネスモデルに限界を感
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