日本のタヌキに、世界でも前例のない異変が起きているようです。 京都大学 霊長類研究所は、中央アルプス山麓(長野県)で数十年前から頻繁に目撃されている「白いタヌキ」を調査し、アルビノと特定。 さらに、そこから約170キロ離れた伊勢(三重県)でも、同じ遺伝子異常によるアルビノの白タヌキが発見されました。 両者には遺伝的つながりがあると見られ、アルビノ個体の繁殖がこれほど広範囲にわたっている例は世界でも初めてです。 研究は、3月6日付けで『Genes & Genetic Systems』に掲載されました。