一昨年の秋から準備してきた 『数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学』 が、3月19日(木)に幻冬舎から出版されます。 私の娘は、カリフォルニアで生まれ育ち、現地校で義務教育を受けてきましたが、日本語補習授業校で日本の学校生活も体験しました。小学部の卒業式の謝恩会では、私も保護者のひとりとしてスピーチをさせていただき、日本語と英語のバイリンガルとして育つことで、物事をより幅広くより深く考えることができるという話をしました。 そして、数学も言葉のひとつであるとして、 「日本語と英語の2つの言葉を身につけられた皆さんが、数学も身につけて、トライリンガルとしてご活躍されることを期待しています」 と結びました。このスピーチの原稿を私のブログでご覧になった幻冬舎の小木田順子さんから、「この話の続きになるような数学の本」のご提案を受けたのが、本書執筆のきっかけでした。 ちょうど、幻冬舎がウェブマ