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風立ちぬと宮崎駿に関するmiruzouqのブックマーク (5)

  • 美しい飛翔の夢想、醜い戦争の現実 ――宮崎駿『風立ちぬ』について - 鳥籠ノ砂

    宮崎駿『風立ちぬ』が描く「飛行機」の表象は、美しい夢想と醜い現実の二律背反に置かれている。たとえば、カプローニとカストルプの対比を見てみよう。カプローニは世界的に著名な飛行機製作者のイタリア人であり、しばしば堀越二郎の夢のなかに現れる。そこで彼が語るのは、飛行機がもたらす美しい飛翔の夢想である。他方のカストルプは軽井沢に滞在するドイツ人であり、たまたま同宿の堀越二郎と里見菜穂子が交際するにあたって立会人となった。軽井沢で彼が語るのは、その飛行機がもたらすだろう醜い戦争の現実である。作における飛行機というモチーフは、カプローニ的夢想(美しい飛翔)とカストルプ的現実(醜い戦争)に引き裂かれているのだ。 この分裂を引き受けるのが、作の主人公・堀越二郎である。子供の頃から飛行機に憧れていた彼は、大学で航空工学を学びドイツへ留学したのち、航空技術者として数々の戦闘機を設計することとなる。説明的な

    美しい飛翔の夢想、醜い戦争の現実 ――宮崎駿『風立ちぬ』について - 鳥籠ノ砂
    miruzouq
    miruzouq 2015/07/20
    思いやりってなんだろう
  • 『風立ちぬ』 - 内田樹の研究室

    宮崎駿の新作『風立ちぬ』を観てきた。 宮崎駿は「どういう映画」を作ろうとしたのだろう。 もちろん、フィルムメーカーに向かって、「どういう映画を作りたいのですか?」とか「この映画を通じて何を伝えたいのですか?」というような質問をするのは意味のないことである(「言葉ですらすら言えるくらいなら映画なんか手間暇かけて作りませんよ」という答えが返ってくるに決まっている)。 でも、映画の感想を述べる立場からすると、このような問いを自問自答してみるというのは、決して無意味なことではない。 映画というのは、それについて語られた無数の言葉を「込み」で成り立っているものだからだ。 お門違いなものであれ、正鵠を射たものであれ、「それについて語る言葉」が多ければ多いほど、多様であればあるほど、賛否いずれにせよ解釈や評価が一つにまとまらないものであるほど、作品としては出来がよい。 私はそう判断することにしている。

  • 映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所

    宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観た。お盆で帰省し、子どもを見てもらっている間に夫婦で。 ちょっと長くなると思うので、最初に結論書いておこうか。 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた。 飛行機にかける夢についてはロジックがまったく詰め切れられておらず、面白くなかった。 零戦をつくった責任について無邪気すぎるという点が最大の批判点。 えーっとネタバレもありますから、読む人は承知して読んでほしい。 あらすじを知らない人はここを読まないだろうけど、一応。零戦(零式戦闘機)の設計者として有名な堀越二郎という実在の人物の半生を描き、それに堀辰雄の小説『風立ちぬ』のラブストーリーをまじえ、菜穂子という少女との恋愛をからめて虚構化した作品。 ジブリの公式のあらすじ解説はこちら。 http://kazetachinu.jp/story.html 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた 菜穂子との恋愛は、(;゚∀゚)=3ム

    映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所
    miruzouq
    miruzouq 2015/05/17
    責任感じているから口ごもってしまう。
  • クレソンとエロスで読み解く「風立ちぬ」 - エキサイトニュース

    「風立ちぬ」は、鈴木敏夫プロデューサーが「宮崎駿が言い残したいことを全部詰めた映画」と言うだけはあって、見どころが盛りだくさん。 1930年代、飛行機に魅せられた天才設計者・堀越二郎が、美しい飛行機を作ることだけにすべてを注いでいく姿を幹に、ファムファタル菜穂子との恋や、夢を追う者たちの友情、当時の世相などの多くの枝葉を伸ばしながら、空へと真っ直ぐに立つ木のような映画だ。 一場面、一場面の描写が濃密で微細なので、観客から実に様々な評論や感想が生まれている。中でも「タバコ」は話題のひとつで、エキレビでも『賛否両論、タバコシーンから「風立ちぬ」を考察する』にアクセスが集中。事シーンがそそられることで定評のある宮崎アニメが、タバコシーンでも面目躍如。そそる喫煙シーンを描いたことで、よくも悪くも物議を醸している。 天才の苦悩、夢見ること、愛、戦争、飛行機の絵以上に心惹かれる生きたエンジン音をはじ

    クレソンとエロスで読み解く「風立ちぬ」 - エキサイトニュース
    miruzouq
    miruzouq 2015/05/05
    クレソンのサラダってどこで食べれるのだろう?
  • 映画『風立ちぬ』のヒロインが「菜穂子」である理由

    宮崎駿氏の最新作『風立ちぬ』を見ました(以降は、ストーリー上の「ネタバレ」に触れている箇所もありますので、気になる方は映画を先にご覧になることをお勧めします)。 まず、零式戦闘機(通称「零戦」)の設計者である堀越二郎については、飛行機への思い一筋に生きた姿がアニメ一筋に生きた宮崎氏自身の生き方と重なって説得力がありました。戦争の問題については、控えめな表現ですが「国を滅ぼしてしまった」「(零戦は)一機も帰って来なかった」という台詞が全てを語っているように思います。 色々な議論が可能と思います。ですが、亡国に至った戦争は否定するが、資源の物量を技術力で補って究極の抑止力を目指した零戦開発の努力までは否定しないという宮崎氏の立場について、私は納得させられたということは申し上げておこうと思います。 ところで、この作品ですが、その堀越二郎の「零戦開発奮闘記」というストーリーに、堀辰雄の小説『風立ち

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