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  • じぶんのなかに狂気をちゃんと飼っておく - Page 2

    正常と異常との境界は、実はそれほど明確ではない。狂気が治療の対象であり隔離すべきものと認識されたのは、つい最近のことだ。数百年前まで、狂気は、共存すべきもの、むしろ独自の魅力を持つものとさえ認識されていた。 プラトンの『パイドロス』に、その証拠がある。 「われわれの身に起こる数々の善きものの中でも、その最も偉大なるものは、狂気を通じて生まれてくるのである。むろんその狂気とは、神から授かって与えられる狂気でなければならないけれども。」「神から授けられた狂気は、人間から生まれる正気の分別よりも立派なものである。」 神のハンコを条件としているにせよ、ずいぶん思い切った考え方だ。ふつうに考えたものより、狂気から出てきたものの方がグレイト、と断言してるわけだから。 17世紀。狂的な人、伝染病、芸人などマイノリティを中心から外部に追いやり隔離することで、ヨーロッパが近代を形成していくプロセスを、ミシェ

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    miruzouq
    miruzouq 2017/05/25
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