電子書籍を違法にコピー出来るソフトを製造したとして、京都府警は19日、横浜市西区のソフトウエア製造販売会社「インターナル」社長の石田渉容疑者(37)=東京都港区六本木6丁目=と従業員の男を著作権法違反の疑いで逮捕し、発表した。石田容疑者は容疑を認めているという。同法は2012年10月の法改正で譲渡目的での著作物保護を回避するソフトの製造を禁止している。サイバー犯罪対策課によると、適用は全国初。 府警によると、石田容疑者らは昨年3月22日、IT大手「DMM.com」が販売する電子書籍を閲読するためのソフトに搭載された著作権保護機能を回避し、違法にコピーできるソフトを販売目的で製造した疑いがある。 サイバー犯罪対策課は、インターナル社が同ソフトを昨年1年間で約2千本販売し、約2800万円の売り上げがあったとみている。