「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」が発表された。 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」との思いから立ち上がった「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第10回目を迎えた。一般読者からのアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定した。 ◆紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30 1位『居るのはつらいよ――ケアとセラピーについての覚書』東畑開人(医学書院) 2位『「差別はいけない」とみんないうけれど。』綿野恵太(平凡社) 3位『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』 荒木優太(明石書店) 4位『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』北村紗衣(書肆侃侃房) 5位『チョンキンマンションのボスは知っている――アングラ経済の