D・キッサン『共鳴せよ! 私立轟高校図書委員会』(どろ高) 「キャラクターで遊ぶ」4コマ漫画というのは、『あずまんが大王』にとどめをさす。 しかし、その周辺にもうほんとうにヌルい温度で似たような「キャラクター遊び4コマ」が山のようにあって、それはそれで楽しめなくはないけども、読み続けようという気力がだんだんなくなっていく。 たとえばヒロユキ『ドージンワーク』も「奥地」にすすんでいくことができなかった。ぼくの部屋にはこのような4コマが死屍累々となっていて、「ああまたこれもそうか…」というものに悩まされ続けている。 気力をふりしぼって全巻読み通すべきなのだろうか? そうするとその先に光明が? それで、D・キッサン『共鳴せよ! 私立轟高校図書委員会』(『どろ高』)も読み始めたとき絶望的な気分を味わわされたものであった。しかも何を思ったか、2巻まで買ってしまったので「ああ1000円以上をムダにした