先日記事にした、 『鋼の錬金術師』を書いた荒川弘さんの作品、 原作は少年サンデーで連載され、 長期の休載を経て昨年末に完結した。 アニメの方は原作の一部のみを描いている。 実写映画化までされている。 テーマは「命の尊さ」 青春の甘酸っぱさと相まって、 「じーん」と来る物語を紡ぎ出す。 北海道の山奥にある農業高校が舞台、 進学校に通っていた主人公は受験戦争に嫌気がさし、 逃げるように目的なく本校に入学した。 不器用で「断れない男」 秀才で卑屈なところはあるが、 見た目とは裏腹に根性があり仲間思い。 とても味のある主人公だ。 高校で出会う数々の仲間、 多くは家業を継いだり、 農業に関わりたいという確たる目標を持っている。 高校生にして厳しい現実に晒されて、 農業で生活することの大変さや、 命の重さを突きつけられる。 「飽食の時代」 我々は口にするものがどこから来て、 どのような経緯で店頭に並ぶ