川を越えるのは人間だけではない。水も川を越える。 今回は奇妙ですてきな水管橋の魅力をご紹介したい。 (大山 顕) 以前「ジャンキーのすすめ」という記事を書いて、ジャンクションの素晴らしさを余すことなくお伝えしたぼく。それ以降も隙あらばジャンクションを鑑賞しに行く毎日だ。先日も、浜崎橋ジャンクションを見に行き、写真を撮った。それが上の写真。 で、これをみて気がついたのだ。ここで立体交差しているのは道路だけではない。水も立体交差している! 手前にあるブルーの管のことである。これは送水管。つまり、中を水が通っている。 なんか、変だよね。水通そうと思ったら水が通ってる川が邪魔になったので、それを超えるために橋作るって。なんか倒錯してない? いや、冷静に考えれば(もしかしたら冷静に考えなくても)倒錯しちゃいないんだけど、なんか「水が水を越える」って感覚的に変だよね?